空間とはいわば三次元の世界であり、それを概念としてとらえることができるのは人間だけができる高度な能力です。空間概念を育成するためには、前後・上下・左右という三次元空間の基礎だけでなく、辺や角といった図形の要素や立体感覚を鍛えることが必要です。 カモシカパズルでお手本通りの図形を完成させるためには、平面だけで考えるのではなく、各パーツを回転させるという三次元の要素も必要になります。 カモシカパズルで楽しく遊びながら、三角形や四角形の立方体が三次元ではどのように接するかについて理解することができるようになっています。
このお手本集の特色は、お手本がパズルのブロックと全く同じ大きさになっており、拡大・縮小されていないということです。拡大・縮小されたお手本は実物と比べると、角度は同じでも頂点の位置関係や辺の長さが違うので、図形遊びをした場合の能力がきちんと育ちません。 つまり、このお手本集は頂点角度や辺の長さを実際に感じ取ることができるようになっているので、空間把握能力と図形形態把握能力を養成するために必要な図形の要素のすべてを学ぶことができます。 カモシカパズルで図形遊びをして気付くのは、あらゆる形は少しの基本図形の組み合わせによってできているということです。また、図形遊びは合成・分解能力も育成しますので、数論理能力や思考力の基礎能力作りには最適の遊びだということができます。