ひももようで楽しく遊びながら、集中力・注意力・持続力といった基礎能力を養い、指先調整能力と空間把握能力を関連づけながら同時に伸ばしましょう。 ひもの端を結んで、板でとまるようにして、どんどんひもを穴に通していきましょう。一辺が長いときは、ひとつずつ穴に通さず、端から端へ通してください。 この学具に使われている板の大きさ、重さは、ピグマリオン学育研究所の伊藤恭先生が長年の幼児教育の経験に基づき、子どもにとって遊びやすく使いやすいように考案されたものです。
「手は第二の脳」「指先は第二の脳」などといわれます。手や指先の動きと脳の発達には深い関連があります。ひもを穴に通したり、折り紙をしたり、お箸を使って食事をしたり、ボタンをとめたりなど、生活や遊びの中での手と指の動き「指先調整能力」が、年齢に比べて未熟な子どもは、学ぶ力も弱くなりがちです。 日常生活ではあまり機会のないひも結びの練習もできます。図を参考にして、いろいろな結び方を試しましょう。
楽しいイラストが盛りだくさんのお手本集を使って、ひもで同じ形を作ってください。ひもの通し方を工夫して、なるべく少ないひもで形を作れるようにしましょう。もちろん、自由に形を作って遊んでもかまいません。 お手本の右下に枠があります。そこにひもを使う本数の目安が書いてありますので、もし少ない数でできたら、枠の中に花丸をつけてあげてください。
2歳児後半になったら、ひもと板で自由に遊びましょう。