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能力育成問題集16/季節感

¥770 税込
商品コード: 9784903112206
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季節感の問題は、時間感覚が未発達の幼児には理解するのが難しい問題です。日常生活の中で四季感覚の育成に努めるべきですが、現代の生活の中ではどうしても季節感覚が失われてしまいがちなので、知識として暗記させるのも一つの方法でしょう。

ISBN:9784903112206

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情操教育としての季節感

季節感の問題は小学校入試ではよく出題されるものの一つです。出題の形態は様々ですが、解答の選択肢は春夏秋冬の4つしかありませんので、対応する物や行事などを知識として覚えてしまうのも一つの方法でしょう。

しかし、季節感の問題は、本来なら受験のための知識を問うのではなく、子どもが四季を通じてどのような体験をしているのか、子どもが育った環境や社会性はどうなのかを見るために出題されているのです。つまり、情操教育の一環として、家庭で季節に関わる物や行事が取り入れられているかを見ています。

失われつつある季節感

実際に子どもに季節感を理解してもらうのは、なかなか大変です。果物や野菜は一年を通じて出回るものもありますし、自然環境が失われた都会では、チョウやバッタやカブトムシといった昆虫を見かけることもあまりないと思われます。季節の行事も、お月見をしたり、こいのぼりを実際に揚げている家庭は少ないでしょう。

今のご時世で、季節を感じるような物に触れたり、季節の行事に参加するのは難しいかもしれません。それでも、無理に何かをするのではなく、季節の行事を家族のイベントとして楽しくできるようにすればよいでしょう。旬の果物や野菜も、親子で買い物に行って学ぶ機会をつくりましょう。

実際の取り組み

季節感にまつわる事柄を、実際に体験することは難しいので、どうしても知識として覚える必要が出てきます。その方法ですが、各季節を代表するようなものを、ゲーム感覚で教えるのが一番の方法です。市販の季節感カードを使って、坊主めくりのように夏が出たらカードをもらい、冬が出たら吐き出し、春か秋ならばそのカードだけ出すゲームを一度試してください。

また、季節の物や行事をポスターのように貼っておく方法もあります。春なら桃色、夏なら緑色、秋なら赤色、冬なら白色の色画用紙を使い、行事や物などを壁に貼り付けて覚えやすくしておけば大丈夫でしょう。また、同じ季節でも、行事ならひなまつりは3月、入学式は4月、こどもの日は5月の順に来るということを教えるのも重要です。また、市販の図鑑を用いれば、さらに楽しく学ぶことができるでしょう。

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