足りないものや不足しているものを見つけて、書き足したり×をつけたりします。全体と部分を注意深く見ていれば間違うことはないでしょう。
問題の対象そのものを知らなければ、解答はできません。わからない問題があれば、図鑑を見て調べたり、実物をよく観察するようにしてください。単に紙の上だけで解答できるようになっても、それは社会で役立つような本物の知識とはなりません。
絵の中でおかしなもの、おかしなことを見つけます。人によっては解答が違うこともあるでしょうが、常識的な判断に基づいて考えてください。少し難しい問題や、常識はずれの問題もありますが、とてもおもしろいので親子そろって楽しく問題に取り組むことができるでしょう。
不合理の問題も、問題の対象そのものを知らなければ、解答はできません。わからない問題があれば、図鑑を見て調べたり、実物をよく観察するようにしてください。日常生活の中で、いろいろなものを見たり考えたりする習慣があれば、不合理の問題はさほど難しくはありません。
道徳には、なぜそうしなければならないかの理由がすぐにわかるものと、そうではないものがあります。お子様に解答させた際に不正解であっても、なぜそう解答したのかを答えさせて、少しずつ理解させるようにしましょう。
ピグマリオン教育の目的は、試験で解答することや紙の上だけの知識を得ることだけではありません。社会で通用する「心と能力」を育てるためにも、道徳とは何のためにあるのかということを実際に体験させるようにしてください。
常識で考えればわかる問題ばかりですが、完全に解答するには季節感を正しく理解する必要があります。能力育成問題集16「季節感」を参考にするとよいでしょう。
季節感を理解するには、当然のことながら実際に季節ごとの行事を体験したり、季節ならではの食べ物や花や昆虫に触れることが大切なのですが、昔と違って今の日常生活の中で季節を感じることは難しくなりました。本来の趣旨からははずれてしまいますが、季節感の問題は知識として覚えてしまうのも一つの方法でしょう。